転職を決断した医師必見。医師転職のおすすめサイト紹介

医局に所属し、ただ粛々と辞令に従っていれば良かった時代は過ぎ去りました。
これからの医師には、自分が思い描く理想のキャリアを実現し、QOLを高めていくためにも、自身のキャリアデザインを突き詰めていく必要があります。
そのためには、自分が専門とする診療科を変更したり、ライフステージに合わせて転院することが重要です。

しかしこの記事では、旧態依然とした知人からの紹介を軸にした転職活動をお勧めするようなことはいたしません。
今回お勧めするのは、医師専門の転職サイトです。私が転職サイトの利用をお勧めする理由は、2つあります。
1つ目の理由は幅広い求人を目にすることで、自分の市場価値を再確認できることです。
自分のキャリアプランを適切に組み立て、さらに飛躍していくためには、自分が身につけた技術にどの程度の価値があるのかを自覚しておく必要があります。
2つ目の理由は、転職エージェントサービスを利用できることです。
転職活動は、非常に多くの手間と膨大なエネルギーを必要とします。
しかし医師は常に多忙な職業ですので、日々の激務の合間に自分1人だけで転職活動をすることは大変効率が悪いです。
そうした問題を解決し、満足できる転職をするためには、転職サイトの利用は欠かせないものと言えます。

この記事では、代表的な3つの転職サイトをご紹介する予定です。
全て医師専門のサイトですので、今すぐ転職する予定のない方も、一度目を通されることをお勧めします。
全国の求人を見比べているだけで、今まで知ることすらなかった最新の医療動向をチェックすることができるからです。

「医師転職ドットコム」業界最大級の求人数を誇るおすすめサイト

画像引用元:https://www.dr-10.com/

最初にご紹介する「医師転職ドットコム」は、株式会社メディウェルが運営する、医師専門の求人サイトです。
掲載されている求人数は、2018年7月時点で19,146件あり、医師転職サイト中屈指の求人数を抱えています。
さらにサイト上には掲載されていない非公開求人もあり、全てを合わせると30,000件を超えているかもしれません。もちろん転職エージェントも利用可能です。

「エムスリーキャリア」医師の転職業界で圧倒的知名度

画像引用元:https://career.m3.com/

2番目にご紹介する「エムスリーキャリア」は、エムスリーキャリア株式会社が運営する医師専門の求人サイトです。
「医師転職ドットコム」と比較して、2018年7月時点では11,144件掲載と求人件数自体は少々控えめですが、医師転職業界では圧倒的な知名度を誇り、非公開となっている求人には、他のサイトではお目にかかれないプレミアムなものも多数存在しています。
当然転職エージェントも利用可能です。転職をお考えの医師の皆様方には、登録しておかれることをお勧めいたします。

「マイナビDOCTOR」大手マイナビが運営する医師転職サイト

画像引用元:https://doctor.mynavi.jp/

最後にご紹介するのは、「マイナビDOCTOR」です。運営会社は株式会社マイナビ。
一般の転職サイトも運営している企業ですので、テレビCMをご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
こちらのサイトを利用するメリットは、掲載されている求人の質が高い点にあります。
また運営会社のマイナビが、首都圏近郊の医療施設に強いパイプを持っているせいか、首都圏の求人が非常に多いです。何と掲載されている求人の7割が首都圏のものになります。

医師の未来に備えた地域選び―今後狙い目な医師の転職先とは?

未来の医療業界においても、変わらず活躍できる医師としてあり続けるためには、転職する際の地域選びが大変重要です。
この記事では、今後を見据えた医師にとって、狙い目となる転職先の地域をご紹介いたします。

今後医師が転職したい地域・都道府県とは

未来の医療の現場では、ウェアラブルデバイスやAIといった、様々なテクノロジーが導入されていることでしょう。
現在は先端テクノロジーと呼ばれているような物も、近い未来においては当たり前の医療機器となっていることは想像に難くありません。
将来を見据えた転職を考えているのであれば、それらの設備といち早く触れ合えるような環境を選択すべきです。

その点を踏まえた場合、有力な転職先は自ずと絞られてくるのではないでしょうか。
まず挙げられる第1候補は東京です。
東京は日本の首都であり、最新の技術や文化が初めに普及する地域と言えます。
第2候補は神奈川県です。
神奈川県には、ロボット産業特区として指定されている相模原市が存在しています。

「東京」―手術支援ロボットなど、最先端の医療を行う病院あり

最先端医療を行なっている病院の代表格と言えば、東京は新宿区に居を構える、東京医科大学病院は外せません。
東京医科大学病院では、未来の医療を見据え、手術支援ロボット「ダヴィンチサージカルシステム」の活用や、チーム医療への取り組みが盛んなことでも有名です。
現在東京医科大学病院では、呼吸器外科、消化器外科、頭頸部外科、泌尿器科、産科、婦人科、耳鼻咽喉科においてダヴィンチが運用されています。

ダヴィンチは、元々アメリカ軍により開発された、戦地で負傷した兵士の遠隔治療を目的とした装置で、患部の立体映像を確認しながら、遠隔操作で手術を行うシステムです。
最小限の傷口で手術を実施することができるので、回復が早いことが特徴と言えるでしょう。
ロボットを活用した手術は、未来の医療業界におけるスタンダードです。

「神奈川」―ロボット実用化促進補助金が出るなど、今後医療への転用の期待も高まる

神奈川県には「さがみロボット産業特区」があります。
ロボット実用化促進のための補助金の交付や、実証実験のための規制緩和が行われているなど、先進的な取り組みが行われていることで有名です。
全国的にも有名な成果としては、介護医療ロボットであるPALROの開発成功が挙げられます。

実際に民間の老人福祉施設に導入され、目覚しい成果を見せているようです。
現在は介護や災害対策用のロボットがその成果の中心ですが、日本初の先端医療テクノロジーに関わりたいなら、有力な転職先の候補地域としてピックアップしておくべきではないでしょうか。

医療AIが作る未来に備えた医師のスキル向上・転職について考える

テクノロジーの進歩は留まるところを知らず、医療におけるAIの存在感は日に日に高まりを見せています。最早AIの医療業界への参入を避けることは不可能です。
これは医療業界における、医師の仕事内容の変化が訪れることを意味しています。

旧態依然としたスキルセットのみでは、医師として通用しなくなる未来はもう目前まで迫っているのです。
そうした医療AIが作る未来の医療の現場において、より一層求められる医師になるために必要なスキルについて考察してみましょう。

総合的な診療スキルを持った医師の需要が増加する

まず前提として、医療AIは決して万能ではないということを覚えておいてください。
AIはディープラーニングにより学習した、膨大な過去の事例と、取得した患者のバイタルデータを比較することで診断を下したり、適切と思われる治療計画を立案することに長けています。
つまりAIは、学習したデータベースと符合しない症状に対しては、的確な判断を下すことはできないということです。

また、データさえ集めてしまえば、それらの弱点も克服できると豪語する技術者もいますが、どれだけ似通っていたとしても、全く同じ体を持つ人間など存在するわけがありません。
AIが完璧な診断を下すために必要なデータを集めきることは事実上不可能です。
そうしたAIでは対応できない部分に対する総合的な診断は、スキルを持った医師が担当しなければいけません。

またAIから複数の治療計画が提案された場合、どの計画を採用するのかといった部分に関しても、医師としての経験からくる判断力が物を言うでしょう。
またその治療計画を採用した理由を患者に的確に説明し、同意を得るためのコミュニケーション能力も必要不可欠です。これらをAIが代替えすることはできません。

そうしたスキルを身につけた医師になるためには、豊富な症例と出会い、1つの専門領域に囚われることなく、人体に対する幅広い知識と経験を身につけておく必要があるでしょう。
未来の医療の現場における理想の医師の姿とは、医療に対する総合的な知見を持ちながら、高いヒューマンスキルをも兼ね備えた人物ということになるのです。

自分に足りない点を補うために転職や転科は有効

幅広い知識を身につけるためには、多くの症例を持つ他の病院への転職や、転科が非常に効果的と言えるでしょう。
同じ職場で仕事をしているだけでは、身につけられる知識やスキルに偏りが生じてしまいます。
AIに任せるのではなく、AIの特性を理解し、上手く運用できる医師だけが未来の医療の現場で生き残るのではないでしょうか。