テクノロジーと医療デバイス―医療用ウェアラブルデバイスについて

近年俄かに注目を集めている機器と言えば、ウェアラブルデバイスをおいて他にはないでしょう。
装着しているだけで、心拍数等を計測・記録することができる新時代のデバイスです。
既にウェルネス分野では一定の市民権を得ており、より一層の発展と普及が見込まれています。
こうしたウェアラブルデバイスが巻き起こす波は医療業界にも波及し始めており、その可能性に大きな期待が寄せられているのです。

医療分野で期待が上がるウェアラブルデバイスとは?

医療分野での研究例をご紹介する前に、まずはウェアラブルデバイスとは何か、という点についてご説明しておきましょう。
ウェアラブルデバイスとは、装着型のコンピュータ機器です。
有名なウェルネス向けのウェアラブルデバイスの例を挙げるとするなら、Apple Watchや、Google社が提供しているandroid wearを搭載したスマートウォッチが代表格と言えるでしょう。

先ほどご紹介したデバイスは時計型の機器ですが、メガネ型のものや洋服型のものなど、さまざまなバリエーションのウェアラブルデバイスが研究されています。
ウェアラブルデバイスには、複数のセンサーと通信用のチップ、それらを管制するCPUが搭載されており、心拍数や活動量、睡眠状況といったデータを取得しているのです。
取得されたデータは、スマートフォンや外部のデータサーバに送信され、装着者の健康状態を測定しています。

患者の心拍数や血圧などを遠隔モニタリング可能

ウェアラブルデバイスの可能性は非常に大きく、医療分野においても大変有用であるため、世界的にも大きな期待がかけられている分野です。
これまでは患者の健康状態をモニタリングするためには、大掛かりな計測機器を使用する必要がありました。
ウェアラブルデバイスの研究が進めば、腕輪型の機器や軽量なヘッドセット程度のサイズの機器を装着するだけで、患者のデータを測定することができるようになるでしょう。

また通信機能を持たせておけば、日常生活をお送っている最中の、患者の生きたライフデータを遠隔でモニタリングすることも可能です。
こうしたテクノロジーが進歩すれば、患者に負担をかけることなく、診察中には再現しなかった患者の症状をリアルタイムで計測することができるようになります。